時は戦国。
忍者たちは本業だけで食っていくには貧しく
「副業」を模索していた……!
しかし、掟(就業規定)によって禁止されている副業。
他の里の忍者たちは副業解禁されている
中で我々だけが不遇の待遇、
「おかしいのではないか!」と謀反の意を唱えんと欲し、
副業を開始することを画策していたその頃。
大副業解禁時代の到来!
忍者だろうが身バレを防ぎさえすれば、
副業が許される!?
昔から不動産投資や家業で
うまくやってる忍びはいたが、
これは持たざるものへの時代がきたのでは?
ということで私は早速、Webで副業を始め、大成功を収める――
副業忍者
昼は会社員、夜は忍者。
「いざとなったらドロンでござる。」
今、なぜ「副業」が流行ってるのか?
1億総副業時代。
副業解禁の波が巻き起こり、副業に関心がある「副業忍者予備軍」が増えています。

私、ブラック企業に務める桜(さくら)といいます。
私の会社は副業解禁してないんですが…副業忍者になりたいんです!修行をしてもらえませんか?

もちろんでござる。
まずは、副業をバレずにやるコツを理解するために、副業が流行った経緯を伝授するでござる。
政府発表「モデル就業規則」で増えた副業
2018年1月、政府から「モデル就業規則」改定の発表がありました。
モデル就業規則とは、企業のお手本となる就業規則のことですが、このときの発表で「副業・兼業」を禁止する一文が削除されたのです。

政府としても人口減少に対して
副業解禁で労働人口を増やしたかったのでござるな。
副業・兼業を認める企業が急増
モデル就業規定の変更を受けて、副業・兼業解禁をする会社も増えました。
もちろん、企業としてもメリットを感じたためです。
・企業の利点①優秀な人材の採用・定着率の改善
・企業の利点②副業によるスキル習得
・企業の利点③企業のイメージアップ
会社の社員が「副業をしたい」と考えているとき、自分の会社が副業禁止だと転職のリスクがありますよね。実際、東京の会社では副業解禁が引き金になった転職も多い模様です。
また、従業員が副業をすることで、スキルアップをすることを応援している企業も多いです。企業にとっても、本業以外の経験で、業務に成果として還元をしてもらう狙いがあるのです。
株主などのステークホルダーに対して、従業員の働き方を充実させていることをアピールする狙いがあるのです。

もちろん、副業によって本業がおろそかになることを恐れる会社は
まだ解禁してないでござる。
働き手にもメリット。
もちろん働き手にもメリットがあります。
・働き手の利点①副業で収入アップ
・働き手の利点②経験を積んでキャリアアップ
・働き手の利点③収入源の確保
多くの人が感じている1番大きな理由は「収入アップ」でしょう。副業で週末2日、月合計8日間を日給1万円で働くだけでも、月8万円の手取り収入アップになりますよね。
専門スキルを持つ人であれば月数十万円〜数百万円を稼ぐ人も少なくないようです。
また、お金を稼げなかったとしても、本業以外にプログラミングやライティング、投資や営業などの経験を積むことで、本業でのキャリアアップや、転職など前からやりたかった仕事への挑戦をすることができます。
また、向いていないと感じても、すぐにやめることも可能なので、副業はスキルアップに向いています。

副業忍者は「スキルアップ」の副業を推しているでござる。
その理由はこのあと語るでござるよ。
起業の前準備として、副業に挑戦するのもおすすめ。
大きく稼げれば起業をしてもいいですし、そこそこでも収入源になることで、将来のリスクヘッジにもなることでしょう。

私はとにかく今の職場を抜け出すために、お金も稼げて、スキルが身につく副業をしたいです!

スキルが身につく副業なら、拙者は「アフィリエイト」をおすすめしているでござる。

アフィリエイトですか? よくわかりませんが挑戦してみたいです!
副業の基礎知識。副業って儲かるの? バレない?
でも、本当に儲かるのか?
結論から言うと、専門スキルがある人は儲かっています。
とある調査によると、副業をはじめる人たちの年収帯第1位は年収200万円以下の人たち。第2位は年収1000万円以上の人たちだったそうです。
また、副業の多くが「バイト・パート」あるいは「専門スキルを活かした副業」をしているそうですが、前者は時給で働く仕事なのに比べて、後者は時給ではなく能力払いになるので、副業で数百万円を稼いでいる人も少なくないとか。
つまり副業で稼げるようになると、本業でも稼げるようになるといえます。

本当に儲かる人は儲かってるんだ!
でも、うちの会社はまだ解禁してないんですが……。

副業はうまくやればばれないでござる。
むしろバレてもドロンでござる。
興味があるならスキルを身につけて、稼ぐでござるよ。

バレてもドロン!?
ばれないなら詳しく知りたいです!
スキルない人におすすめなのは「Web」副業だ!
手っ取り早く儲かりたいと考えたとき、バイトや投資、秒速で稼げる怪しい情報商材に目を奪われる人が多いですが、誰でもできる仕事は99%儲かりません。
バイトは時給1000円以上儲からないので、体力的にも厳しい。
投資は、原資が多くないと儲からない。
情報商材は弱者を騙して儲けるものなので、何も持たない人は儲かりません。
では、どうすればいいのか? スキルを身に着けて、自分にしかできない仕事を始める必要があります。
ですが、スキルなんて一朝一夕に身につけられるものではないですよね。
そこでおすすめなのが「Web」スキルを身につけて副業をすることなのです。

拙者もWeb系で副業をはじめたでござる。
Webは忍者と相性がよかったでござる。
Webで副業するメリットとは。

Web以外のスキルじゃだめなんですか?
ほら「簿記」「経営コンサル」とか。

もちろん、Web以外の副業でも儲かるでござるよ。
ただし、Webは時間と場所に縛られないうえに、
他の専門スキルと組み合わせられるという魅力があるでござる。

ふむふむ。
Web副業のメリット①場所と時間を気にしなくていい
一番のメリットは「場所」「時間」を気にしなくていいということ。
例えば、簿記の能力を身につけたとして、会計事務所で副業をしようとしても、クライアントが平日日中にしか営業していなかったら、仕事を請けることはできませんよね。
しかしWebの案件であれば(仕事の種類にもよりますが)仕事の納期さえ守れば作業時間は夜でも土日でもかまわず働くことができます。
Web副業のメリット②他のスキルと組み合わせやすい
また、Webのスキルは「Web × ◯◯」というかけ合わせがしやすいです。
例えば、八百屋さんは昔であれば街で人気になる以外のスキルの活かし方は少なかったと思いますが、Webと組み合わせれば「野菜の仕入れに関する情報サイト」をつくったり「野菜の価格変動」をツイートして人気者になることも可能です。
Webのスキルを身につけることで、自分が過去に経験した仕事やバイト、学校で学んだことなどを活かすことができるようになるのです。
Web副業のメリット③学習コンテンツ・仕事を見つけやすい
また、最大のメリットは学習コンテンツが大量にあるため、スキルを身につけやすいこと。
無料の学習コンテンツがWebにも溢れていますし、書籍や学習サービスも多く存在するので、大学に通うなどの努力をせずとも、時間さえあれば自分でスキルを身につけることができます。
そして学習の延長線で、仕事が全国から受けられるので仕事も見つけやすいです。クラウドソーシングのように、全国各地で案件を探せる仕組みもありますし、世間でもニーズが増えているからこそ案件が多く存在しているというメリットがあります。
Web副業のメリット④本業にも還元できるようになる
そして、Webのスキルを身につけると本業にも還元できるようになります。
Web制作会社やWeb事業会社への就職はもちろん、前述の例と同じく店舗への集客をWebで行ったり、商品のネット展開を手掛けたり、広報や広告をネットで行ったり……とさまざまな業種とのかけあわせのチャンスも広がります。
そういう意味で、副業で稼げなかったとしても本業で年収を上げやすいという特徴もあるといえます。

拙者も「忍者×Web」という能力を活かして、
世界最大級の忍者コミュニティや忍者Wiki*を運営しているでござる。

私はブラック企業に務めているので
ブラック企業×Webで勝負します。
*もちろんフィクションです。
Webでの仕事に魅力を感じたら、あとは自分が目指すゴールを理解して行動をすることが大事です。
具体的なアクションは以下の記事で紹介しています。
Web副業の種類を知る
Webでおすすめの仕事を紹介します。
Webといっても範囲がとても広いので、未経験でも学習すれば案件をとりやすいものをいくつか紹介したいと思います。
アフィリエイター
おすすめ度:★★★★★
難易度:★★
「アフィリエイター」とは、ブログやWebサイトを運営し、そこに広告を掲載することで収益を得る仕事をしている人。
基本的にサイトを準備するための最低限の費用をのぞけば、記事を書いて読者が増えていくことで収益を得ることができるため、障壁が低く人気の仕事です。
副業に向いている理由として「時間やクライアントに縛られない」「低コストで始められる」という特徴があります。また、副業忍者がおすすめしている「スキルを身につける副業」としてもおすすめできます。
一方、デメリットとしては「読者がつかない限りは収益にならない」という点。長くサイトを運営しても、読者が少なければものを売ったり、広告を見てくれる人は増えません。
以下の記事でアフィリエイターになるための方法や特徴を詳しく説明していますので、興味があるひとはぜひ読んでみてください。
Webデザイナー
おすすめ度★★★
難易度★★★★
Webデザイナーとは、主にWebサイトやWebサービスなどのデザインを中心としたデザイン業務を行う仕事のことです。
デザインとはとても広義で、ポスターやロゴなどをつくる「グラフィックデザイナー」、家具や道具をつくる「プロダクトデザイナー」、工業製品をつくる「インダストリアルデザイナー」などさまざまな種類があります。
いずれも大学や専門機関などで教育を受けた人たちが仕事として行うことが多く、未経験の人が挑戦するにはハードルが高いのが正直なところ。
一方、Webデザイナーにもかなりのレベルの幅はありますが、Webという比較的歴史が浅いジャンルのデザイナーの中には、未経験から活躍している人たちも一定数存在します。
とはいえ、ビジュアルのデザイン、感性的なセンスに加えてHTML/CSSなどのマークアップ言語の学習など学ぶものが多い領域なので、未経験で挑戦して稼ぐまでに至るのはなかなか骨が折れるかもしれません。
以下の記事でWebデザイナーになるための方法や特徴を詳しく説明していますので、興味があるひとはぜひ読んでみてください。
Webライター
おすすめ度★★★★
難易度★
WebライターとはWebマガジンやWebサイト、ニュースサイトなどに記事を書いて投稿する仕事。
これまでは雑誌や新聞、書籍など紙媒体のライターが主流でしたが、ネットの普及によってそれこそ有象無象さまざまな媒体が誕生しました。
また、従来のメディアでは「話題になる」「役に立つ」ことが重要だった一方で、ネットのメディアでは「検索に出やすい」「ネットで話題になりやすい」という新しいスキルが必要になったことで、必ずしも紙媒体で活躍していた書き手の記事だけが求められるわけではなくなりました。
書く場所が増え、新しいスキルが必要になったことで、Webライターという仕事はとても多くの人たちが参入し、スキルを身につける方法も体系化されていきます。
しかも、日本人の多くが高等教育で文章を書くことができるので、Webライターは「誰でもなれる」と言われるほど参入障壁が低いのです。
副業忍者としては「Webライターは最初に手っ取り早く稼ぐのはおすすめ」していますが、「中長期的には他の初心者ライターとの差をつけるのが難しい」という理由で長く続けるのはおすすめしていません。
アフィリエイターとして「自分のサイトのためにどう記事を書いたらいいのか?」を学びながら、小銭を稼ぐために始めるのはとてもありだと思います。
以下の記事でWebライターになるための方法や特徴を詳しく説明していますので、興味があるひとはぜひ読んでみてください。
Webマーケター
おすすめ度★★★
難易度★★★
「Webマーケター」とは、Webマーケティングのプロフェッショナルのこと。
広義には検索結果やWebサイトに広告を出すネット広告や、検索結果最適化のSEO、SNS広告など、Web領域で商品を売ったり、広めたりする広告活動を行うためのスキルを持っている人たちのことを指します。
アフィリエイターと必要なスキルは似ていますが、ここでは区別するために、企業から案件を請け負う人たちをWebマーケターと言っています。
就職で高年収になるチャンスもあれば、独立して高収入を得られるチャンスもあるものの、個人としてスキルを身につけるのはやや難しいため、Webマーケターに関心がある人もまずはアフィリエイトなどに挑戦してみることをおすすめしています。
Webプログラマ(Webエンジニア)
おすすめ度★★
難易度★★★★★
Webプログラマも「未経験でもかせげる」という謳い文句で多くの求人が存在します。しかし、プログラマもWebデザイナー同様、レベルの高いプログラマの方は大学や大学院での教育を受けていることが多いです。
どのレベルを目指すのかにもよりますが、先行投資としてスクールに通って50万円、その後一定の品質の製品を作って顧客に提供したり、受託で開発を行ったりするまでの道のりは険しく、未経験で副業をはじめるにはややハードルの高い職種といえるでしょう。
とはいえ、仕事として興味がある方であれば、Webエンジニアとしてかせげるようになる勉強をしたうえで転職に成功などすれば副業と言わず現在の本業の年収を超えるお金を手に入れられる可能性も高いため夢のある職業といえるでしょう。
動画クリエイター
おすすめ度★★★
難易度★★★
動画クリエイターとは、YouTubeやTikTokを始めとするネットメディアで投稿される動画を制作することを始め、番組制作やCM制作などの映像編集など全般を指します。
高度な編集はハードルが高いかもしれませんが、YouTubeの編集などは比較的ライトな案件も多く、クラウドソーシングなどでも受けやすい案件の一つになりつつあります。
YouTubeなどの動画プラットフォームが急激にブームを迎えたことで、これまでWebサイトで文字で読んでいた情報も動画のほうがわかりやすい・かんたんという理由で動画に置き換わりつつあります。
ブームに乗るという意味で動画クリエイターは比較的稼ぎやすい仕事の一つなのですが、「スキル」という面でいうとアフィリエイターほど汎用性が高くないこともあり、副業忍者的にはおすすめ度をすこし低くしています。
おすすめの一歩目は「Webライター」×「アフィリエイター」
この中でのすべてが「いろいろな仕事と組み合わせやすい」「すぐにはじめられてスキルも身につく」という意味でおすすめ。
どれも向き不向きがありますが、短期的にモチベーションを保ちながら稼ぐためには「Webライター」をやりながら「アフィリエイター」を目指すという方法をおすすめしています。
というのも、Webライターとしてお金を稼ぎながら、自分でもサイトをつくり、運営をするアフィエイトをすることで徐々にWebスキルを身につけることができるからです。

どれもおもしろそうですが、とりあえずは調べてみようかな…

おっと「調べてみる」は日本人の悪い癖でござるね。
仕事の向き不向きはやってみないとわからないでござる。
まず、行動しない人は副業なんてできないでござる。

急に口調が強いですね(笑)
でも……たしかに私はやるやる詐欺が多いので、まずはWebライターに挑戦してみます!
Webライターの一歩目は「クラウドソーシング」を試すこと。
クラウドソーシングとは、案件を頼みたい企業と仕事を受けたい個人のマッチングサイト。
案件が安かったり、手数料がとられたりすることもあって、長く使うにはおすすめしづらいですが、副業の練習にはおすすめです。

本とかネットで勉強しているだけじゃなくて、仕事を受けたほうが早そうです。

そうでござる。
拙者も最初はクラウドソーシングで1記事500円の記事を書いていたでござる。

勉強ができてお金がもらえるなら安くもない気がします!
アフィリエイトサイトをつくる
ライターとして記事を書く練習をしながら、自分でもサイトをつくってみましょう。
アフィリエイトについて調べていると、月に数万円儲かるのはかんたん! 不労所得! みたいな記事が溢れていますが、そんなにかんたんではありません。
サイトをつくって、記事を用意し、その後も更新を続け……という労力はかなり大変ですし、売上が上がりやすい商材を選んで無心で努力するのはもはや才能。成功を掴み取るのはごく一部の人たちといっても過言ではありません。
しかし「副業忍者」はこのアフィリエイトサイトをつくるのが「Webで副業」をする最短の道だと考えています。
アフィリエイトサイトをつくる過程で身につくスキル
サイトをつくるためには必要な基本的な手順が、以下の3つです。
手順①サーバーを用意する
サイトをつくる土地のようなものです。
手順②ドメインを用意する
サイトの場所を示す、住所のようなものです。
手順③サイトをつくる(記事をつくる)
サーバーに建てる家のようなものです。
これらをすすめる過程で、なんとなくWebのコーディングやアーキテクチャにまつわる知識が身についていきます。
詳しくは以下の記事でも紹介しています。
また、それらを成功に導くためには以下のスキルも必要です。
スキル①企画スキル
ユーザーを喜ばせられる・役に立つサイトやコンテンツをつくるための企画スキルが必要です。
スキル②Webマーケティング・Webデザインスキル
サイトにユーザーを集めるために、SNSやSEOと呼ばれるWebマーケティングはもちろん、サイトをきれいにしたり、画像を加工したりするWebデザインスキルも必要です。
スキル③アクセス解析スキル
そして、サイトをリリースしたあとに、どういうコンテンツが喜ばれるのかを分析するためのスキルも必要です。
これらのスキルは、Webでお金を稼ぐためだけではなく、就職する際のアドバンテージになる、いわば「Webの基礎」スキルでもあります。
サイトを完成させたあとに、さらに発展させようとすると「プログラミング」や「マーケティング」などの技術を学習することにもつながります。
一連のスキルが定着したうえで、就職をすることで、年収400万円からスタートして、ゆくゆくは会社員としても年収数千万円まで、年収の高い会社に就職できる可能性も高くなります。
もちろん、副業やフリーランスとして案件を受けようとしても、単価の高い仕事を請けることができるようになっている可能性が高いです。

私自身Webのことがなにもわからないんですが、サイトをつくるのにもすごいお金がかかったりするんじゃないですか?

サーバー代、ドメイン代は安くて数百円。
セキュリティ的に安心したいなら、高くて月2000円もあればいけるでござるよ。

それならできるかもしれません!
【てっとり早く稼ぐには】Webデザイン・Webプログラミング(スクールに通う)
「副業」といっているにも関わらず「お金を使う」ほうに行くってのもおかしな話かもしれませんが、専門スキルを身につけるためにスクールに通うというのは、投資として楽で効率のいい選択肢とも言えます。
例えば、年収200万円の人がプログラミングスクールやWebデザインスクールに3ヶ月で50万円を払ったとします。その後、年収300万円のしごとに転職することができたら、50万円払っても、50万円得した計算になりますよね。
IT系以外でも「翻訳」「会計士」などは就職のために塾に通う人が多いことでも有名です。資格を求めるのではなく、職を求めてスクールに通うのは費用対効果がよく、目に見えた成果も実感しやすい理にかなった選択だと思います。
とはいえ、独学を挑戦したり、まずは未経験で受け入れてくれる会社に転職を探したりするのも選択肢としてアリだと思います。(独学はハードなのでおすすめしませんが…)

私もWebサイトをつくったり、企画をやってみたりしたいんですよね。
プログラミングスクールに通ったほうがいいんでしょうか。

必ずスクールに通ったほうがいいというわけではないでござる。
拙者の場合は、忍者アカデミー*でHTML/CSSを習いはしたが、あとはProgateで無料学習をしたでござる。
あとは、Udemyなど安価に受けられるWeb教材を使うのも手でござるね。
ただ、独学は強い意志と時間が必要でござるから、本業が忙しいときはスクールがおすすめでござる。

そうか…じゃあ私はスクールに通ってみようかな。
*もちろんフィクションです。
スキルを身に着ける副業で、本業+副業の年収を最大化する。
ここまでで「アフィリエイトサイトをつくる」ことをおすすめの目標として紹介してきましたが、実は「楽に稼ぐ」「副業で稼ぐ」だけであれば、一番の選択肢とは言えないかもしれません。
というのも、今すぐお金がほしいのであれば、バイトやパートをするのがてっとり早いでしょう。最近だと流行りのウーバーイーツなんかもその選択肢の一つだと思います。
ですが、副業の真の目的は「本業とあわせた年収を増やす」ということではないでしょうか。
スキルが身につく副業に挑戦した結果、本業の成果が上がればいいし、スキルが上がって転職してもいいし、副業で儲かったらなおさら嬉しいですよね。
「儲け」のための副業はつまらない
さらに踏み込むと、儲けるためにやりたくない仕事をするのはつまらないですよね。
つまらない仕事に人生の貴重な休日を費やすのは非常にもったいないですし、本業で疲れて休みたい時間にやらなくてはいけない分、なんなら本業よりも楽しくあるべきではないでしょうか。
(そういう意味では、運転が大好きな人は趣味を兼ねたウーバーイーツをやるとかはありだと思います)
「儲ける」ためだけではない副業を楽しむためには、「学ぶ楽しさ」や「趣味の楽しさ」、そして「成長の楽しさ」を実感できる副業がいいと思っています。
有名YouTuberのヒカキンさんはスーパーで働きながらひたすらヒューマンビートボックスのYouTube動画を上げ続けていたそうです。人気はでない時期に続けられたのは、ビートボックスの動画を上げ続けることが「とにかく楽しかったから」からだそう。
自分が目指している・向いている仕事にひたむきに打ち込んだからこそ、「お金」のために始めたわけではない仕事で、今は大きく稼ぐことができたのではないでしょうか。
大きな志じゃなくても、自分が目指している仕事や憧れのしごとに近かったり、大好きな趣味であれば、それが娯楽に近い時間にもなると思います。

私はこれといった特技も思いつかないんですが、そういう人間はどうしたらいいんでしょうか…

「強み」は必要でござるが、案外気づきづらいものでござる。
例えば「大学生のサイト」は大学生が読むし、「不動産営業マンのサイト」であれば、家探しをしている人が読むでござる。
何があたるかはわからないでござるが、自分の境遇や趣味をとにかく発信してみることから初めてもいいでござる。

なるほどぉ。
じゃあ、大学時代のゼミ経験を活かして「昆虫食倶楽部」というサイトを始めてみます!

(アクがすごいでござる)
サイトの作り方はこちらで紹介しています。
本業と親和性の高い副業は楽で稼ぎやすい
また、時間がない中で成果を上げるためには、効率よく副業をこなす必要があります。
本業で人材エージェントをやっている人が、副業で人材に関するブログを運営するのであれば、勉強や調査に時間はかからないので、あとはサイトの作り方や文章の書き方、アフィリエイトの仕組みを勉強するだけで収益を上げることができます。
普段は中途採用のエージェントをしている人が、中途採用のブログを書くのはモラル的にどうなの? と感じるかもしれません。
そこで、人材の枠組みの中ではあっても、例えば新卒の採用についてブログを始めてみたり、普段は対応し無い第二新卒のテーマを調べてみたり、本業と似ている領域であれば、全く人材業界に知見がない人と比べると効率がいいのではないでしょうか。
しかも、その経験があれば、次の転職の際には「新卒系のサイトを運営していました」という文句で新卒採用の人事として転職したり、新卒採用事業をやっている会社への転職も視野に入るかもしれません。
本業にも副業にも相関があるものであれば、本気でコミットしやすくなるはずです。

拙者も最初は「投資」「英語」みたいなサイトをつくっていたでござるが、結局は「忍者」をテーマにしたサイトがヒットしたでござるからね。
本業との親和性をもたせやすい・楽しみやすいのが「Web×◯◯」だ
例えば趣味が釣りの人は「釣りサイト」を作ってみるのがいいでしょう。
「釣り」をテーマにすると難しいかもしれませんが、例えば「レンタルボート屋の場所」をまとめたサイトを作ってみると、釣りのたびに記事を書くことができます。
趣味が料理の人であれば、百均の調理器具をレビューするサイトなんかはどうでしょう。
フレンチブルドッグを飼っている人であれば、フレンチブルドッグのコミュニティや情報をまとめたサイトをつくるのも面白いかもしれません。
しかも、それらがユーザーを集めたら、今度は趣味の業界にWeb企画職やWebデザイナーとして転職することができるようになるかもしれません。
これまではWebの能力を持つ人は「制作会社」「開発会社」「IT企業」にしか就職することができづらかったのが実態ですが、昨今は「DXブーム」もあり、さまざまな業界にIT人材の求人が増えています。
Webのスキルを本業に絡めつつ、モチベーションを維持しながら学ぶことで、一生モノのスキルを身につけることができるかもしれません。
ぜひ、自分にとっての「◯◯」とWebをかけあわせたサイトづくりに挑戦していただきたいです。

このなかに色々実話が紛れ込んでいるでござる。
個人の力は偉大でござる。
モチベーション維持のコツは「仕組みづくり」
とはいえ、思ったように時間が取れない、集中力が続かない、稼げない……そんな悩みを抱えて、そもそも副業がはじめられないという人や、副業が続けられないという人がけっこう多いようです。
実際、副業規定を作っている会社の多くが、残業時間と合計した労働時間の上限を定めています。
また、バイトやパートなどを副業・兼業として行う場合は、土日祝日を労働で埋めることは禁止している場合も少なくありません。
副業を続けるためには、家族の理解を得ることはもちろんですが、毎日がむしゃらに働くのではなく、計画的且つ心身ともに健康でいられるバランスを意識して副業を行う必要があるでしょう。
例えば、副業成功者たちの工夫としては、以下のようなものがあります。
・コワーキングスペースを借りる
・広い家に引っ越し、仕事部屋をつくる
・副業仲間をつくる
・副業計画をたてる

私も当時は修行の合間に寝る間を惜しんで副業をしていたでござる。
懐かしい限りでござるな。

(忍びの副業って一体?)

それは先輩忍者が本を出版するときのゴーストライターでござるよ。

(心を読まれた!?)
副業はバレない
次に、副業ばれる問題についても説明します。
まず大前提は、稼がなければ副業はばれません。
当たり前じゃん、と思うかもしれませんが、基本的に会社の就業規定に定められている条文では「営業行為を営んではいけない」というものが多いので、本当は「副業自体してはいけない」というルールです。
ただし、会社が副業を把握するのは、収入の増減があったときだけ。
年末の源泉徴収や住民税の徴収時に、会社の給与以外に費用増減がないと起こらない金額の変化が出てくると、副業がバレることになります。
細かいルールとしては「20万円ルール」「住民税の課税基準額の変動」「損益通算」などの仕組みがありますが、それは改めて書いていきたいと思います。

副業をはじめても収入がない人。
あるいは「副業で売上は出たが、経費で利益が出ていない」。
という状態であれば、本業にも影響がないのでばれないでござる。
副業をはじめても利益が上がる人はごく一部
しかも、みんなが副業をはじめようと決意してから、売上があがるのはごく一部。もちろん、バイトや受託のしごとであれば利益を上げることはできますが、自分で事業をやるのはやはり大変なことです。
(SNSやネットでは稼いでいる人が大量にいるように見えますが、ほとんど詐欺か、ごく一握りのスター選手です)
なので、副業に興味がある人の中で「ばれないかどうか」で悩んでいる人は今すぐはじめても問題はないでしょう。
ただし、細かい就業規定は会社ごとに異なりますし、利益を削るための経費処理については税理士さんによって判断が分かれるところでもありますので、注意しましょう。
まずはスキルが大事。スキルのあとに、成果が出ます。最初は腰をすえて能力を上げることに専念しましょう。
いよいよ副業を始めたら――
副業をはじめて収益がない場合は特に気しなくていいのですが、取引をはじめたり、売上があがると以下が必要になってきます。
・帳簿
・経費処理
・見積書、発注書、請求書の作成
・確定申告(白色、青色)
・源泉徴収
・住民税の納付
これらの業務は会社の従業員としてではなく、個人として仕事を請けたら必ず必要になるものです。
1円でも利益や赤字が発生していたら実施する必要があるので注意してください。

確定申告? 住民税? 会社員だとしたことがないですよね?

そうでござる。会社が勝手に処理してくれるでござるが、個人であれば必ず必要でござる。
面倒な気もちになるかもしれんが、実際はやっておくとより一層お金や働くことに対して向き合うことができるので、おすすめでござるよ。

そうかあ。今まで会社に不満ばかり感じていたけど、甘えてたってことを感じるなあ。

やることは多く見えるでござるが、ひとつひとつ進むうちに成長を実感するはずでござる。
本業に無理なく、拙者とともに頑張るでござるよ!

ありがとうございます!
がんばります!