アフィリエイトをはじめようと思った人のために、副業でもできるアフィリエイトサイトのつくりかたを紹介します。
この記事ではできる限り丁寧に書いていますが、全くの初心者の場合は「考えるのに時間を使いすぎず、まずは試してみる」という姿勢も大切だと思います。
記事の中で紹介していることをすべてやろうとはせず「重要な部分は抑えたうえで、コンパクトにはじめる」ということを重視してみてください。
それでは本題にはいりましょう。
アフィリエイトサイト完成までの流れ
まずはアフィリエイトサイトをつくる手順を説明します。
全体の流れは以下のようになります。
①サイトの企画をする
②サイトの構築をする
③記事の準備をする
④リリース&更新をする
それぞれについて詳しく説明をしていきます。
①サイトの企画をする
目標の目安期間:3日間
最初に必要なのは「どういうサイトをつくるのか」という部分です。
細分化して説明していきます。
①-1.ゴールをきめる
まずはゴールを仮に決めておきましょう。
・月間売上:10000円
・期間:3ヶ月
・記事数:30本
すべて暫定的な設定でOKです。自分が作っているサイトのテーマや商材によっても大きく異なると思います。
ここで大切なのは「記事数」「期間」を決めてそれを達成することです。売上や閲覧数などは「結果」の目標ですが、記事数などは「行動」の目標です。
まずは自分がコントロールできる目標をきちんと立てて、達成できるように努力することが大事です。
①-2.商材とテーマをきめる
目標を決めたら、それを達成することができる「テーマ」「商材」を考えていきます。
サイトのテーマを決める
もっとも大切なのがサイトのテーマです。
テーマを決めるときに大切なのは「競合の多さ」「ニーズの大きさ」です。
「競合は少なく、ニーズはニッチだけどある」くらいのテーマを考えることができると、初心者でも収益を上げることが可能になります。
例えば、商材の単価が高いから「エンジニア転職」のサイトをつくろうと思っても、競合がとても多いと検索で上位になるために記事数が数百必要になってしまい、個人で更新できるレベルを超えてしまいます。
ニーズが大きいものは競合が多いので、ちょうどいいサイズの市場を見つける必要があります。
中でも、もっともテーマとして向いているのは「他の人が知らない大きな価値」「自分だけが書ける価値」を書くことです。

そんなものないっていう人もいるんじゃないですか?
大学生とかだと専門性がまだない人もいたりとか。。

大学生だとしたら「●●大学の裏話」とか「●●駅の裏側」とか、その人が所属している組織や地域のサイトをつくると、学生数程度のPVは稼げるかもしれないでござる。

なるほど!

あとは高校時代にやっていた勉強や部活もテーマにできたりするでござる。
「高校時代にソフトテニスをやっていた」というのであれば、ソフトテニスに特化したサイトとかでござるね。

でも、、ニッチなテーマだとお金は稼げないのかなって思うんですが…

ニッチすぎるのが不安でも、個人ができる規模のサイトっていうのは思ったより小さいでござる。
一番最初は「これってニーズないかも‥」くらいの規模のほうが成功体験はつかみやすいでござるよ。
サイトのテーマを考えるときのコツについては別記事でより細かく紹介することにします。
商材を選ぶためにアフィリエイトASPに登録する
次に商材を選びましょう。商材は「アフィリエイトのASP」に登録をしましょう。
副業忍者が推奨しているのは「A8.net」です。
他にもおすすめのASPはあるのですが、初心者は商材を探す時間よりもまずコンテンツをつくることになれる必要があるので、ASPの雰囲気をつかむためにもまずはA8.netのみに特化して利用するのがおすすめ。
こちらの記事でも少し解説をしているので、詳細を知りたい方はどうぞ。
②サイトの構築
目安期間:1日〜3日間
どういうサイトをつくるのか決まったら、次は実際にサイトを用意します。
②-1.サイトのつくりかたを決める
サイトの作り方はいろいろな種類があります。
・無料ブログサービスを使う(はてなブログ・livedoorブログ、アメーバブログなど)
・WordPress(ワードプレス)を使う
・ゼロからサイトをつくる
ASPやアフィリエイトプログラム、あるいはGoogleアドセンスなど、個人が収益化をするためのサービスの中には「無料ブログサービス禁止」という場合もあるので、極力独自ドメインが使える必要があります。
ゼロからサイトをつくるのはスキルも必要になるので難しい。
そこで副業忍者が推奨しているのは「WordPress」を使ったサイト制作です。
②-2.WordPressを構築する
WordPressはPHPというプログラミング言語で作られています。
ゼロから構築するのは難しいのですが、サイトを構築するための「サーバー」と呼ばれるサービスを契約すると「WordPressかんたんインストール」というサービスがあるものもあり、画面操作を行うだけでサイトを構築することができます。
例えば、副業忍者が推奨しているサーバー「ConoHa WING」でもかんたんインストールというサービスを提供しているので、サーバーを契約するだけでサイトをつくることができます。
②-3.サーバー&ドメインを取得する
WordPressを構築するためには、サイトの置き場所である「サーバー」とサイトの住所を示す「ドメイン」の契約が必要です。
サーバーとは:データやサービスを提供するコンピュータのこと。
ドメインとは:サーバーの位置を示す住所・アドレスのこと
副業忍者おすすめのサーバー&ドメインは別の記事に書きますが、先ほども紹介したとおり「ConoHa WING」を最も推奨しています。
サイトの流れに沿ってサーバーの契約、ドメインの取得をして「かんたんインストール」をすればサイトの準備は完了です。
②-4.サイトデザイン(テーマ)
次はサイトのデザインを用意します。
ただ、サイトのデザインにもHTML/CSSというマークアップ言語の学習が必要になるので、最初は「WordPressテーマ」というパッケージデザインを使いましょう。
テーマも有料・無料がありますが、初心者は無料のテーマで練習をして、すこし知識がついた段階で収益に貢献しやすい有料テーマを買ったり、勉強を兼ねて無料テーマを自分でデザインし直してみるのがおすすめです。
おすすめのテーマについてはまたの機会に紹介しますが、初心者向けなのはCocoonという無料テーマです。その後有料を使いたい場合は「SANGO」や「JIN」などが人気もあり、収益化もしやすいと評判のようです。
③記事の準備
目安期間:1ヶ月〜3ヶ月
サイトの準備ができたらいよいよ記事の準備です。
初心者の方はどういう記事がいいのか、悪いのかという評価をするのが難しいので、まずは「試しに書く」「公開する」「反応を見る」というサイクルを心がけましょう。
ただし、最初に決めたテーマを元に30本くらいは書く気もちが大切です。(その上、公開後3ヶ月くらいは様子を見ないとユーザーが来てくれないことも多いので根気が必要です)
③-1.記事を企画する
最初はどういう記事を書くか考えてみましょう。
以下のような流れで書くと順序よく考えることができると思います。
まずはとにかくタイトルを考える
最初は記事案を考えましょう。
例えば「高校生に向けたソフトテニスサイト」であれば、「有名選手の練習動画まとめ」「ソフトテニスの大会結果まとめ」「2023年の新商品情報」などでしょうか。
思いつかない方は、以下のような流れで検討をしてみましょう。
・競合になりそうなサイトや書籍の目次やランキングを見てみる
・気になるテーマの書籍を図書館で探す
・似たジャンルのサイトでランキングを見てみる
など、リサーチをすることで記事案を考えるのも大切です。ただし、コピペ、盗作・剽窃は犯罪なので決してパクリはしないようにしましょう。
例えば「ソフトテニス」の要素を分解すると「高校の部活」「スポーツ」などですよね。
そういうジャンルで人気のアフィリエイトサイトがないかと「高校 サッカー」や「高校 ラグビー」などで検索をしてみて、そこで人気の記事案を横展開してみるのはかんたんなアイデア発想法だと思います。
テーマごとに分類してみる
次に、とにかく大量に出したアイデアを分類してみましょう。
「有名選手の練習動画まとめ」→練習方法
「ソフトテニスの大会結果まとめ」→大会情報
「2023年の新商品情報」→用品情報
アイデアを抽象化することで、そのジャンルの記事を考えやすくなります。
例えば、練習方法からは「●●高校の練習方法」という記事も考えられます。大会情報では「男女別大会情報」とか。用品情報であれば「ヨネックスのラケットまとめ」とか、メーカー別もいけるかもしれません。
読まれそうな記事に優先度をつけてみる
次は、大量に出した記事に優先度をつけてみます。
次に書く記事に迷わないように「読まれやすそう」などの感覚的な軸もしかり「検索数が多い」「競合が少ない」などの数字的な指標も鑑みて優先度をつけるといいでしょう。
最初は感覚的なものなので、ざっくりでいいと思います。
③-2.検索ボリューム、関連クエリ、検索意図をしらべる
記事案を用意したら、検索対策の準備をしていきます。
最初は検索ボリューム(検索数)を調べて、次は「検索意図」を把握してSEO対策(検索エンジン最適化)をしてみましょう。
検索意図というのは「検索キーワードの裏側にある意図」のことです。
具体的には「アフィリエイトとは」というキーワードの検索意図はおそらく「アフィリエイトの仕組みを知りたいだけ」という人と「アフィリエイトを初めてみたい」という人の両方がいると思います。
そういう「検索をした理由」を想像しながら記事を書くことがGoogleにも推奨されています。
検索ボリュームをしらべる
最初は検索ボリュームを調べます。
検索ボリュームは「Google キーワードプランナー」を使うのがおすすめです。公式が提供しているツールで、大雑把な数字は無料で取得することが可能です。
検索ボリュームが大きいキーワードは企業がすでに対策していることも多いので、検索ボリュームが100〜1000程度のキーワードに絞って記事を書くことをおすすめします。
関連クエリをしらべる
また、検索対策をするキーワードは1つだけではありません。複数の検索キーワードを組み合わせる「テールワード」の対策をおこなうために、関連クエリを調べましょう。
関連クエリは「ラッコキーワード」などのツールでしらべることが可能です。関連クエリからも検索意図の推測ができるので、使ってみましょう。

実際に検索をしてみる
また、実際に自分が狙うキーワードについては検索をしてみましょう。
例えば「池袋 賃貸」と検索をしてみると、検索結果はすべて不動産サイトしか表示されません。しかもそれぞれのサイトを見てみるとほぼすべてが「池袋の賃貸一覧」みたいな「一覧型」と呼ばれる検索結果しか出てこず、ユーザーがブログを読みたいわけではなく、不動産情報を求めているということがわかると思います。
検索ボリュームが多い! ここでこういう記事を書きたい! と、書き手目線で記事を考えると、全くニーズがなくて表示されないということも起こりうるので、最低限1度くらいは検索してみたほうがいいでしょう。
アフィリエイトに不可欠のSEOについては以下の記事でも紹介しているのでご覧ください。
③-3.記事を書く
ある程度の下準備ができたら、記事を書いてみましょう。
ここまででかなり時間を使ってしまっていると思いますが、下準備を丁寧にやった記事のほうが書きやすく、結果も出やすいので、練習だと思って丁寧にやってみましょう。
初心者の方は記事を書くのに1記事4時間〜5時間かかると言われています。
そのうえ、1記事4000文字とかになるとハードルが高いので、できれば1記事1000文字〜2000文字程度で書いてみましょう。
記事は公開してから書き直す「リライト」も有効です。まずは記事数を稼いでいくとモチベーションも保ちやすいと思います。
記事を書くときには①構成を考える ②書いていく というように、段階をわけるとスムーズに書くことがができます。最初に見出しなどを用意して、その後記事を書くというように分けてはいかがでしょうか。
記事の書き方については以下の記事でも紹介しているのでご覧ください。
③-4.商材の紹介をいれる
記事の文章ができたら、最後に商材をいれていきましょう。
サイト全体で同じような商材を紹介することも多いと思うので、丁寧に準備をしてもいいかもしれません。
このあたりの作業の順番に決まりはありませんので、自分がやりやすい形に調整してはいかがでしょうか。
③-5.記事を読み返す
最後に、記事を書き終えたらもう一度記事を読み返してみましょう。
できれば書いた当日ではなく、1日後か2日後など、時間が経ってから見てみてください。
書いた当日には気づかなかった文章の読みにくさ、わかりづらさに気づけることが多いです。有名なライターや編集者の方も、原稿を寝かせる大切さを語ることが多いのですが、こういう工夫が大切です。
④サイトのリリース&更新
サイトや記事の用意ができたら、かまえずにどんどん公開していきましょう。1本目の記事が完成した時点で公開しても問題ないです。
また、その上でサイト改善に必要なツールを準備しておきましょう。
④-1.アクセス分析の準備をする
もっとも重要なツールは「アクセス解析」ツールです。
ビジネスの基本は課題発見と改善ですが、サイトの分析にはGoogle Analytics(グーグルアナリティクス)とSearch Console(Search Console)が欠かせません。
Google Analyticsは、グーグルが提供しているサイトのアクセス数などを分析することができるツール。
Search Consoleは、グーグルが提供している、サイトに来たユーザーの検索の内訳などを分析することができるツールです。
それぞれ登録とかんたんな初期設定で利用開始することができるので、ぜひ使ってみてください。
④-2.プロモーションの準備をする
記事の公開をしていったら、集客・プロモーションもしてみましょう。
最近のSEO対策としては、検索エンジン以外の集客が多いサイトも高評価をうけることがあります。
・Twitter
・YouTube
・インスタ
などのアカウントを準備して、サイトにユーザーが集まるような工夫をしてみてください。
そのとき、ただ「記事を公開しました」という告知ではなく、対象となるターゲットが喜びそうな情報をSNSでも提供していき、サイトに集客ができる工夫を検討してみてください。
あるいは、最初からSNSでの集客を見込んだサイトを構築するというのも手です。手を動かしながら試行錯誤していくとより現実的で効果的な集客ができるようになるでしょう。
④-3.更新は続く
先ほども書いたとおり30本程度はがんばって更新をしていきましょう。
その後はサイトの成長具合によって、方向転換をするのか、継続するのかを考える必要がありますが、まずは記事を書きなれること、サイトの運用を経験してみることが大切です。
この記事はあくまでも初心者向けなので詳しくは書きませんが、まずは30本を目指して頑張ってください!
以上で終わりますが、サイトの構築の中でより細かい疑問・質問がある方はTwitterでお気軽にご連絡してください。
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